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2025.11.14
施工について

おしゃれな打ちっぱなし住宅を守る!失敗しない3つの塗装方法



そのデザイン性の高さから人気がある「打ちっぱなしコンクリート」の外壁。

最近の住宅や建築物でよく見かけるようになりました。


これは外壁材を貼らず、コンクリートそのものを仕上げとして見せる手法です(「打ち放しコンクリート」とも呼ばれます)。

コンクリート=硬くて丈夫、と思いがちですが、通常の外壁材とは違う、独自の劣化の進み方やメンテナンスの課題があるのをご存じでしょうか。

コンクリートの劣化はなぜ起こるのか?

打ちっぱなしコンクリートは、私たち人間が日焼けや乾燥をするように、常に水分、紫外線、そして風雨にさらされています。

例えるなら、「素肌」の状態で環境からの攻撃を受け続けているようなものです。

この「素肌」の状態だからこそ、劣化が表面化しやすく、次のようなサインが見られやすくなります。

ひび割れ(クラック)



コンクリートに亀裂が入る現象です。

ここが雨水の最初の侵入口となり、内部の劣化を加速させます。


\ クラックなどの外壁の劣化についてはこちらも読まれています /

【築20年以上の家は必見】外壁塗装の寿命サイン!放置するどうなる?

シミ・カビ・黒ずみ

水分や汚れが溜まることで発生し、せっかくの無機質な美観を損ねてしまいます。

コンクリートの中性化と鉄筋腐食

コンクリートは本来、内部の鉄筋を錆から守る役割(アルカリ性)を持っていますが、雨水や二酸化炭素によって徐々にその力が失われます(中性化)。

やがて鉄筋が錆び始め、膨張します。


鉄筋が膨張すると、コンクリートを内側から押し破ります。

この現象は「爆裂(ばくれつ)」と呼ばれています。



こうした劣化が進行すると、ひび割れから雨漏りが発生したり、鉄筋の腐食によって建物の構造的なリスクにつながり、建物の寿命そのものに影響を及ぼしてしまうのです。

\ 雨漏りについてはこちらも読まれています /

【保存版】雨漏り対策の基本|自分でできること、プロに頼むこと

打ちっぱなしの外壁は、一般的な外壁材のような「保護服」がないため、家を長持ちさせるためには定期的な点検と手入れ(メンテナンス)が欠かせません。

打ちっぱなし外壁の「ケア」方法

塗装の前に、まず大切な「下地補修」

外壁の美しさと耐久性を長持ちさせるには、その前の「準備」をいかに丁寧に行うかが非常に重要になります。

なぜなら、どんなに高性能な塗料を使っても、下地が傷んでいては効果を発揮できないからです。


これは、人間の化粧でいう「肌のコンディションを整える」作業にあたります。

具体的には、ひび割れ部分の補修や、高圧洗浄などでのシミ・カビ・汚れの徹底的な除去、そして塗料の密着を高めるための「下塗り(プライマー)」といった工程を丁寧に行います。


コンクリート表面のザラツキや汚れをしっかり除去してから次の工程に入ることで、仕上がりと耐久性の両方に大きな差が生まれます。



風合いを活かすか、見た目を変えるか…主な3つの仕上げ方法

下地補修が終わったら、いよいよ仕上げの選択です。

打ちっぱなしコンクリートのメンテナンスは、どのような仕上がりを望むかによって、主に3つの方法から選ぶことになります。

1. 撥水剤塗布―風合いを最大限に活かす透明な保護

この方法は、コンクリートの風合いや質感をそのまま残したい場合に最適です。

撥水剤は透明に近いため、見た目はほとんど変わりません。


メリット

コンクリートの持つ独特な美しさを損なうことなく、水の浸入を防げる

デメリット

他の方法と比べて耐用年数や効果の持続性は短め

2. カラークリヤー工法―質感を保ちつつ、劣化を目立たなくする

この工法では透明でありながらわずかに色をつけつつ、コンクリートの質感を活かした仕上げを行います。

劣化による色ムラやシミが目立ち始めた場合に選ばれやすい方法です。


メリット

コンクリートの表情を残しつつ、ある程度劣化をカバーできる、撥水剤よりも効果が長続きする

デメリット

費用は撥水剤塗布よりも高くなる

3. 色付き塗料・意匠仕上げ―デザインの変更や徹底的なカバー

色をつけた塗料を使い、打ちっぱなしの見た目をガラッと変えたり、あるいはコンクリートらしい模様を特殊な技術で新たに描いてカバーします。

建物の印象を大きく変えたい、あるいは劣化がひどく完全に覆い隠したい場合に有効な方法です。


メリット

仕上がりの自由度が非常に高い、大幅な美観の回復や、全く新しいデザインへも変更できる

デメリット

職人の高い技術が求められ、費用や施工にかかる期間も他の方法より長くなる


例えば、新築時の美しい風合いをそのまま活かしたいなら「撥水剤塗布」ですが、効果は比較的短命。

一方、劣化が目立ち始めたなら「カラークリヤー工法」が選ばれやすいといった具合です。



業者選びで失敗しないために

打ちっぱなしコンクリートのメンテナンスは、色味や風合いといった「見た目」が非常に重要になります。

そのため、一般的な塗装以上に、施工技術と経験、そして下地処理の精度が求められるのです。

業者を選ぶ際は、次の点をしっかり確認しましょう。

  • どの仕上げ(撥水剤・クリヤー・意匠)を選ぶかの丁寧な説明はあるか
  • 過去の施工実績(特に打ちっぱなしの経験)はあるか
  • ひび割れやカビなど、補修をどこまで行うかの説明が明確か
  • 施工前後の写真や保証内容について十分な説明があるか

美しさと安全のために

「打ちっぱなしコンクリートの家、劣化を放置すれば、せっかくのデザイン性が失われるだけでなく、建物の耐久性にも悪影響が出ます。

適切な方法を選び、定期的な点検と手入れを行うことで、クールな風合いやデザイン性を保ちながら、長く安心して住み続けることができるのです。


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