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2025.10.22
施工について

「タイルはメンテナンス不要」は危険?長持ちさせるための正しい知識


「タイルはメンテナンス不要」は危険?長持ちさせるための正しい知識


高級感があり、長持ちする外壁材の代表格と言えるタイル。

その重厚なデザインは建物の価値を高め、耐久性も抜群です。


しかし、「タイルはメンテナンス不要」という誤解が広まっています。

実際には、定期的な点検や補修を怠ると、タイルの剥落といった大きな事故につながる危険があります。

この記事では、外壁材としてのタイルの特徴や注意点をわかりやすく解説します。

タイルとは?

タイルは、高温で焼き固めた薄い板状の不燃建材です。

建物の壁や床を仕上げるのに広く使われています。

優れた耐水性や防炎性を持つため、水回りやキッチンのコンロ周りなど、暮らしの中でさまざまに使用されてきました。

外壁に使われるタイルの種類

タイルは一般的に吸水率が低い方が耐久性や丈夫さが高いとされています。

吸水率が低いタイルは水をほとんど吸収しないため、雨や湿気による劣化や凍害(冬季に水分が凍結して膨張しタイルを破損する現象)を受けにくい特徴があります。

外壁に使われるタイルは、吸水率や強度によって主に以下の3種類に分けられます。

種類

吸水率

特徴

せっ器質タイル

3%以下

強度と耐候性に優れており、外壁の標準的な素材として使用される

磁器質タイル

1%以下

耐久性が高く凍害に強い、主に寒冷地で使用

陶器質タイル

22%以下

軽量でデザインが豊富だが、吸水率が高め

外壁の一部分や内装に使われることが多い

また、タイルを外壁に貼る工法には、接着剤を使う乾式工法と、モルタルを使う湿式工法があります。

工法の違いによって、劣化のリスクも変わってきます。

なぜタイル外壁が選ばれるのか



タイル外壁が選ばれる主な理由は、その優れた耐久性と見た目の美しさにあります。

1. 頑丈さ

タイルは風雨や直射日光にさらされても劣化しにくいため、塗装よりもメンテナンスの手間を減らせます。

2. 豊富なデザインと色もちの良さ

高級感のある質感と多様なデザインが建物を洗練された印象に仕上げます。

また、色あせに強いため、年月が経っても美しい外観を長く保ちやすいという特徴があります。

タイル外壁は本当にメンテナンス不要?



「タイルは頑丈だからメンテナンスは要らない」と考えていると、思わぬトラブルにつながることがあります。

見た目がきれいでも、タイルを固定している部分が劣化するためです。

目地材の劣化

タイルとタイルの間にある目地材(シーリング)は、5〜10年で硬化したりひび割れたりします。

放置すると、ひびから雨水が建物内部に浸入し、構造材を傷めてしまいます。

タイルの浮きや剥落

地震や気温の変化、施工不良が原因で、タイルが壁から浮いてくることがあります。

このままにするとタイルが剥がれ落ち、歩行者に当たるといった重大な事故につながる危険性があります。

ひび割れや欠け

小さなひびや欠けでも、放置すると劣化が周囲に広がってしまいます。

タイル外壁を長持ちさせるには?

タイル外壁の美しさと安全を守るためのメンテナンス4ステップは以下の通りです。

1. 点検



10年ごとを目安に、専門業者に外壁を診断してもらいましょう。

打診棒や赤外線カメラを使い、タイルの浮きや剥がれがないかチェックします。

2. 補修

目地の打ち替えや、浮いたタイルの交換など、劣化が見つかった部分を早めに直します。

3. 洗浄

高圧洗浄で、タイル表面のコケやカビ、白い汚れ(エフロレッセンス)を除去し、美観を保ちます。

4. 再診断

補修後も定期的に確認し、次の点検や補修に備えます。

メンテナンスのポイント

定期点検と早めの補修を徹底する

小さな劣化を放置しないことが、結果として大きな補修費用や事故を防ぎます。

信頼できる施工業者に依頼する

専門的な知識と技術が必要です。

国家資格である「タイル張り基幹技能士」の有無や、過去の実績などを確認しましょう。

メーカーが示すメンテナンス周期を守る

使用されているタイルの種類や施工方法によって、最適なメンテナンス時期は異なります。

メーカーの指示に従うことで、効果的にタイルの寿命を延ばすことができます。

正しいメンテナンスで長く美しく



タイル外壁は、優れた耐久性と美しさを持つ素晴らしい素材です。

しかし、放置してよいというわけではありません。

特に目地や下地の劣化は、建物全体に影響を及ぼす可能性があります。


10年ごとの診断と適切な補修を行えば、タイル外壁は長い間その美しさを維持できる素材です。

正しくメンテナンスを続けることで、安心で美しい住まいを守ることができるでしょう。


ご自宅のタイル外壁に何か気になることがあれば、まずはプロに相談してみることを強くおすすめします。

専門家による正確な診断とアドバイスが、長く安全に住まいを維持する第一歩です。 

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